
思い出補正
ご無沙汰しております、スタッフ加藤です。
アレなんですよ。
ネタはあるのですが、超々個人的などーでもいいことばかりなので(今度リメイクが発売されるギャルゲーのこととか)
どーしよーかなー…とか思ってるうちに2ヶ月が過ぎていました。
というワケでギャルゲーの話を書きます。
書きます。
…いや書くんかい。
書きますよ。

「To Heart」というタイトルのギャルゲーがありまして。
最初のPC版の発売が1997年ということで、約30年が経っています。
PC版はいわゆるアダルトなゲームだったのですが、その後プレイステーションで全年齢向けとして移植、アニメ化もされました。
半ば伝説化しているビッグタイトルなので、ご存じの方も多いと思われますが。
内容を簡単に説明すると。
どこにでもいるような普通の高校生男子が、複数人登場するヒロインの中から1人を選んで告白して付き合ったり付き合わなかったりするという、ものすごく都合のいいお話です。
世の中のギャルゲーのほぼすべてがだいたいこんな感じです(言い切り)。
1997年といえば、加藤は28~29歳でした。
おっさんの一歩手前ですね。
そんな加藤含む男共が「To Heart」をプレイした結果。
皆一様にPCモニターの前で目の幅の涙を流したといいます。
めちゃめちゃストーリーが良かったのです。
「エロくてもいいものはいい」
そして彼らはPCの横に、涙やら鼻水やらその他液体を拭ったティッシュの山をこさえました(聞くな)。

そんなゲームが30年近くの時を越えてリメイクです。
しかも3Dで。
複雑なファン心理。
ネット上にはすでに様々な意見が飛び交っています。
「楽しみ」だったり「こんなのオレの嫁じゃねぇ!」だったりです。
おそらくこれらの意見の多くはオンタイムでオリジナル版をプレイした方々のものと思われます。
つまりは加藤とさほど変わらない年齢の人たちのものです。
加藤は今年56歳になります。
ところで。
老人ホームへの入居は、原則として60歳または65歳以上が対象だそうです。
また、AIのまとめによると
「老人ホームの入居者の平均年齢は、おおむね80歳前後」ということです。
そして、通所リハビリ(いわゆるデイサービス)の利用者層も概ね似たようなものではないかと思われます。
ってことはですよ。

あと10~20年くらいで、それら施設内で2次元美少女(エロ)オタク話がちらほら出始めるわけです。
ん-…。
いいんでしょうか、そんな世の中…いや、いいでしょう。
「アニ○イト」や「とら○あな」などにお年寄りが押し寄せる日も、そう遠い未来ではないと。
加藤的には生きやすい世の中になります。
「ア○メイト」や「と○のあな」がわからない方は、ググってもいいですし、ググらなくても生きていく上でなんら問題にはならないのでスルーしてもいいです。
さて、ここからタイトル回収です。
リメイク版の画像を見た加藤の心境も、大変複雑なものでした。
期待はしてるし、頑張ってるのもわかるけど…
なんか違うんだよなー。
あかり(ヒロインの1人)のおさげはこうじゃなかったよなぁ…などなど。
思い出というのは多分にして美化されがちです。
勝てるわけがない勝負に挑んだのは称賛しますが(偉そうですね、すみません)。
ちなみに、ほんっっっとーにどうでもいい情報ですが、加藤はいまだに「To Heart」のストーリーを思い出して泣くことがあります。
55歳男子はギャルゲーのストーリーを思い出し、目の幅の涙を流すものなのです。
人生とはそーゆーものなのです。

ちなみに加藤はリメイク版を購入する予定です。
プラットフォームは…たぶんPCでしょう(ニンテンドースイッチでも発売されますが)。
理由は、ひょっとしたらパッチが当たるかもしれないからです(さすがになさそうかな?いやわからん)。
パッチって何?と思った人。
ググっちゃダメです。
加藤がダメな人なのがバレるからです。
世の中には「知らなくていいこと」があるのです。
そっとしておいてください。